ご報告が遅くなりました。
先日の、青梅「繭蔵」でのライヴペインティング、
音楽と歌と絵とお話し。
たくさんの応援&ご参加を
どうもありがとうございました!
絵と、音楽と、物語りが、
同じ時空を共有し同時に進行するとき生まれるもの、を
立ち合ってくださるみなさんと一緒に、見守り、体験し、共有する、
かつてない取り組みに、
勇気を持って?ご参加くださったみなさま?
どうもありがとうございました!
それぞれのアーティストがその場に運ぶものが
その場でひかれあい、はじけあい、触発しあって、
生まれくるもの、
それらが響き合って
形あるものとなって次々と生まれては変容していく、
その流れ、を
心ゆくまで楽しみ、
その場に呼吸しました。
呼吸、動き、音、言葉、線、色…
その場に居合わせた、
ひとりひとりの思いと交じり合って
生き生きとした世界が表れてきて、
新たな景色へと運ばれていく風に運ばれて
めくるめく旅。
西谷さんの絵の世界の
伸びやかな広がりに、
繰り返し感嘆しながらのライブでした。
「セロ弾きのゴーシュ」では、
ゴーシュのチェロの弓が弦を震わせる響きが、
こわれた水車小屋の側を流れる水のきらめきが、
古い木造の部屋の空気が、
ゴーシュがごくごくと飲むコップのガラスの色が、
ひんやりとした水の温度が、
夜毎に現れる動物たちの様々な大きさと
色とりどりの姿、ぬくもり、
毛やヒゲや羽のふるえ、
風のような森のような声が、
動物たちとゴーシュが過ごす
夜更けから夜明けまでの冷気が、
明け方にあかるくなる空の色が
生き生きと立ち現れ
動きまわり
その場をつくり
関わったものを変容させては
また旅だってゆく…。
賢治の描いた世界に
分け入り旅する中から
紡がれる直樹さんのギターは
ひと粒ひと粒がみずみずしく空間を彩り
私の担当する言葉も
踊り出すようでした。
お話しの終わりに
直子さんの絵を観たときには
会場から歓声があがりました。
眼に見える線となり絵となってあらわれた
物語りの登場人物たちの
生き生きとした姿が
映し出されていることに驚き、感激しました。
動物たちとの夜毎の練習の日々を経て
見事な音楽を奏でたゴーシュ。
動物たちの運ぶメッセージに正面から向き合い
世界と、自然と、
いのちと、宇宙に行き交い
ゴーシュが自分を通して
地上にはたらかせた
その響きに
深く耳を澄ませる。
お話しの最後に
カッコウの飛んで行った空を見上げる
ゴーシュ。
私もその傍らに立ち、
深く沸き起こる祈りの気持ちで
自分が満たされるのを感じていました。
この旅をご一緒くださったみなさま
ありがとうございました!
そして、
この素晴らしい機会を作ってくれた
西田直子さんに、
演奏で共演くださった直樹さんに感謝です。
この企画をまた深めていきたいね、
と、みなさんとお話ししました。
ぜひご意見、ご感想、をお寄せください。
次回もぜひご一緒くださいますように!!
ゆか