夏の終わりの八ヶ岳、
こだまドームでのキャンドルナイト、
ご一緒くださったみなさまありがとうございました。
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日が暮れてあたりが藍色になり
遠くの山々がぐっと近く感じられる頃。
周囲には森の気配がたちこめ
深くあまい夜の空気に包まれる。
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ドームの覆いにまもられた空間にも
闇はやわらかく満ちる。
キャンドルの火は明るく灯り
心のうちの世界を照らし出す。
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いまここにあることにすっかりくつろいで
宇宙の深みから
私の心の深みから
響いてくる声に耳を澄ます・・
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コンサートはゆるやかにはじまりました。
オープニングは、八ヶ岳の自然と共に生きる暮らしを歌に紡ぐ、音楽ユニット”AMANA”のお二人、教子さんとター坊さんのギターと歌による演奏。
教子さんのやわらかくも包容力のある歌声にやさしく寄り添うター坊のギター。お二人のこれまでの真摯な生き方、そして、たくさんの方とわかちあってきた思いが伝わってきて、あたたかい思いをいただいたのと同時に、熱いものがこみあげました。
都市での暮らしを離れ、自然とともに生きる暮らしを決めたお二人。自分達で家を建て、畑を作り、家具を作り、コーヒーを焙煎し、音楽を奏でる、という暮らしは、きっと大変なこともたくさんあったのだと思います。
暮らしをつむぐことを通して、いのちあることへの、いきとしいけるものへの慈しみをつちかい、手足を十全に使ってきた日々。その積み重ねが音楽となって響いて、深いやすらぎと、力強さを感じました。
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私の歌は、私を通してあふれ、みなさんのもとへと流れていきました。いつもはもう少し大きな声で歌いあげていた歌が、思いがけないほど淡々と、言葉のひとつひとつ、音のひとつひとつが、キャンドルに灯す灯りのようにそこへ表れてきて、あらたな世界を感じました。
懐かしくも新しい歌を通して、みなさんと一緒に響き合うひとときは、自分がどこまでも広がってゆくような感覚でした。
AMANAのお二人とのコラボも本当に楽しかったです!かぎのない家、ありがとうありがとう、またぜひ一緒に歌いたいな…
今回は、日程の決定が直前で、そのうえ主催してくださったつるさんや堀坂さんが準備期間中にコロナも体験されて大変な思いをなさりながら、決行することができたコンサートでした。
ご連絡くださった方のなかにも、体調を崩されたり、濃厚接触の可能性があるということでご来場をご遠慮くださった方もいらっしゃって、今のみなさんの様子をリアルに感じながらの集いになりました。
どうぞみなさん、すこやかでありますように。
さまざまな日常や思いを超えて、あの場にたどり着いてくださり、キャンドルナイトをご一緒くださったみなさまに心から感謝いたします。
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終了後に、みなさんの八ヶ岳への移住歴(笑)のお披露目、それぞれの思いをシェアしてくださり、お声をお聴きすることができたのがとても嬉しかったです!
ひとりひとりにかけがえのない思いがあり、それを形にしていく旅の途中に、私たちは出会い、勇気を与え合うことができる、こうしてみなさんと集うことは、そのことを濃く体験することのできる貴重な時間なのだとあらためて感じました。
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会場を提供してくださりあたたかくサポートしてくださっている、つるさん、堀坂さん、今回も美しい音環境を整えてくださったAMANAさん、(お知らせが急だったり、遠くからだったりのなかにも)会場に運んでくださったみなさま、思いを寄せご協力くださったみなさま、CDをご購入くださったみなさま、本当に本当に、どうもありがとうございました!
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ぜひまたゆっくりご感想もシェアしてください。
そして、いつも変わらず私たちを皆守ってくれている大いなる存在と、八ヶ岳の土地、つながるすべてのみなさんに心から感謝です。
またご一緒できることを楽しみにしています!
みなさんの日々がすこやかな光とともにありますように✨✨✨