「はるのひのなか」 https://youtu.be/B63xIRyncFc
ついに桜が咲きました。
地球が冬の間に吸い込んだ息を吐き出し
その呼吸とともに芽生えた緑で地上はいっぱいになっています。
「はるのひのなか」は
冬のおわりにはじめて春を感じた日から
はるのなかにある日々をうたったうたです。
この季節、草木の芽が、春という未来からの便りのように
ひとつずつ地上に姿をあらわしてくる姿を見つけることは
どれほど懐かしく、嬉しく、愛しく、あたたかい気持ちになるでしょう。
何度迎えても、奇跡だと思わずにはいられません。
小さな草花が、できるだけ葉っぱを平たく広げてお日様のひかりをあつめ、
地面すれすれのところで暮らし始める様子に
これまでどれだけたくさんの人間が勇気づけられてきたか
それを思うと、胸があつくなります。
お日様の光と地球が結びつく春、
そのよろこびのなかにとけてゆく感じが
子どもの頃から大好きでした。
あたたかくなった庭や野原を、ただもう1日
歩いてるのか踊ってるのかわからないような足取りで
春と遊んでいた日を思い出します。
ひとつひとつの植物の名前を声にするだけで
その植物の思いが私の中にも流れ込んでくるようで
なんども名前を口にしてみていました。
すみれ、なのはな、つくし、はこべら、なずな、からすのえんどう、
そこに飛んでくるちょうちょ、うぐいす、てんとうむし
みんなの出てくる歌を歌いたい・・・
そう思っていたときに、この歌が聴こえてきたのでした。
このうたのはじまりは、春の初めにいずみが息を吹き返したような感じで
ギターに演奏してもらおう、
水音のパーカッションをいれてもらおうと想像していたら
自分もピアニカも弾いてみたくなって、
吹いてみたらこれがぴったり!
子どもの頃の記憶があふれるようによみがえる音になりました。
懐かしく、どこか切ない、甘い香りのする響きです。
どうかこの歌が、みなさんの心の中の春に出会えますように。
私たちが春の訪れを全身で喜ぶことができる世界でありますように。
「はるのひのなか」
https://youtu.be/B63xIRyncFc
Love∞Thanks
yuka
最近のコメント